熱帯飼育。
完結済。
熱帯飼育。登場人物。 主人公1. 守山 湊 (17) この物語の中心。彼の思いとは関係無しに、物語はどんどん彼を巻き込んでいく。 舞台になる、黒栖高等学院の2年生。この学校唯一の園芸部員。 亡き祖父の影響で、花に関しては眼が無い。 学院長の好意により、この学院にある古びた温室で、祖父との思い出の花である"胡蝶蘭"の栽培に勤しむ。 湊のイメージは、真面目で純朴な小柄の少年。害虫と犬以外の生き物全般をこよなく愛す。 食べ物で特に好き嫌いは無く、中でも苺が好物だが、只、唯一魚だけは何だか可哀想で食べれない。 高校生には見えない童顔が悩みの種だが、そんなものは生みの親に言わせれば、私の偏った趣味によるものなので、 諦めて大いに悩んで戴く他は無い。 そして彼は、やはり高校生有るまじき爺臭い振る舞いで、たまに周囲を引かせる事がある。だがそこも私のツボなのだが。 そんな彼の口癖は「あの」がお似合い。(?) 主人公2. 日向 総一朗 (32) 湊の通う同学院の科学教諭兼、科学研究部顧問のマッドサイエンティスト。 彼が学生の頃からの野望である、人を自分の思いのままにコントロールする事の出来る薬"バイオフェロモナー" の研究を、現在も日夜学院の理科室で行い続けている、何とも頭の痛い人。 最近になってやっと、その薬の試薬品が完成。 だが完全品には蘭の花が必要だという事に気付いて、計画を思い付く。 その計画とは、この学院で蘭の栽培をしている湊に眼を付け、蘭もろとも湊をさらい試薬の実験体にしてしまおうというものだった。 日向のイメージは、天才サイケデリック。日向自体は何事にも至って大マジ。 しかしその事を理解してくれる者は多いとは言えない。 彼にとっては自分以外の全てが敵だが、中でも何故か虫と鳥のタッグが一番の敵らしいとの話。 それが何故なのかは、生みの親でも判らない。 彼が愛用している白衣には、背中に可愛らしいパンダの絵が付いる。 皆はそんな彼の事が怖くて仕方が無いが、本人は至って大マジだ。 海老に含まれるプリン体に恐れをなし、食べるのを止めた経歴を持つ。 そんな日向の住まいは、学院傍にある"ひよっこ公園"脇の"ちどり荘"。やたら鳥の名前が付くが、 何か関係があるのかはやはり判らない。ちなみにその事は本編には登場しない。 愛すべき脇キャラーズ @ 後藤 昌己 (16) 湊の同級生で友達。警戒する事を知らない湊が心配で何かと世話を焼いてしまう。世話焼きマン。 彼自体は今の所帰宅部だが、大抵いつも湊と行動を共にしているので、温室に入り浸りの日々を過ごしている。 最近本気で園芸部への入部を考え出した。美脚の持ち主。 A 松元 紀壱 (18) 日向の受け持つ科学部の部長で、3年生。日向の事を崇拝するキチガイオカルトマニア。 湊拉致計画に一枚噛んでいるが、そんな頑張り屋の彼の熱い日向への想いは、常に一方通行である。(多分一生) が、あえて気付かない振りをし自分を偽っている。視力が悪く瓶底眼鏡をかけているが外すとかなり美形。定説。
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